制作実績
自然な家 〜離れ編〜

竣工:平成30年1月
新築部分・敷地面積:378.20㎡
新築部分・床面積:
1階 100.99㎡
2階 27.71㎡
合計 128.70㎡
設計趣旨
半世紀以上前の古民家の改修。
もともと、母屋と離れがあり、離れは寝室やトイレのみに使用していました。
お施主様の希望は、古い家を活かしつつ、快適な住まいにしたい、ということでした。
—– 新築の離れ —–
離れの外壁は、九州のしらす台地の土を原料にした自然素材を使用。
つまり現在の土壁、母屋の壁と同じように、呼吸する調湿する自然な素材を使っています。
離れは、家族の住まいとして、母屋の雰囲気に合わせながらも、モダンなデザインにしました。
母屋の通り土間から奥へ進むと、新築の離れの水回りとユーティリティー(家事コーナー)に繋がります。
また、離れには、ピアノがある板間のフル開口できる建具からも入れます。
離れに入ると、LDKが広がります。リビングの南側には庭があります。深い軒を作り、直射日光が入りにくくなっています。
二階へつながる階段の横には、パイプが二階から通っており、パイプでつるつる降りてくることができます。
お風呂は、坪庭が見え、夜でも人目を気にせず、露天風呂感覚の作りになっています。照明に工夫することで、夜でも窓ガラスから坪庭が見えます。
お風呂や自分の体がガラスに映り込まない工夫。お風呂の時間を、癒やしの時間にしていただくための考えです。
古民家の佇まい、雰囲気を大切に、住む人の居心地良さもそのまま大切に残し、なおかつ、住む人の新しい生活も快適に。
※併せて「自然な家 〜母屋編〜」もご覧下さい。